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夕食の献立、主婦仕事、育児家事のダラダラ日記

帝王切開について 後日記載

事前の説明では、術後の痛みは痛み止めで抑えるので、我慢しすぎないでいいです。
切開する幅はだいたい10㎝〜15㎝内で横に切ります。下着で隠れてしまう位置です。
出血は、自然分娩で約500ml、帝王切開だと1000mlまでいく可能性があり、それ以上だと輸血の可能性もあるので、同意書が必要。
麻酔は下半身の感覚をなくすための、腰椎麻酔です。麻酔の前に腕に1本注射をします。
当日は朝から点滴をします。食事は前日の夜まで。当日は飲食は一切できません。
などなど、口頭だけでなく、書面と先生の図などで説明をきっちり受けました。



不安や緊張もなく、逆に完全になめてた感じ。



点滴を当日の朝からすぐに始められるように、前日に線の確保だけするんだけど、これが、私毎回血管が細かったりして1回で済まない。
最初から先生がやってくれたらいいのに、看護師さんがやったりすると、数回差しなおしなんてこともあり、腕は痣だらけなんてことも。
今回も、何度も2人の看護師(助産師)さんが検討して、ここねと決めたのに失敗。
結局先生を待ってやり直し。先生は一発で決めてくれる。が、これも後に破裂・・・手術翌日には血管の外に点滴が漏れて、腕が腫れてしまい、予定していた点滴を途中で中止。


朝になってやっと手術の開始時間が決まり、11時半頃からと予定が経つ。


11時20分手術直前に筋肉注射を腕に1本。これは知ってる人も多いと思うけど、わりと痛い。
その後すぐに車椅子で手術室へ。手術台で、着替えて横になり、腰椎麻酔。これが痛い。ぐ〜ぐーと深く深く針が腰に入ります。
つい声が漏れてしまう痛み。しかも結構時間が掛かる。


その後すぐに麻酔がきいてきて、下半身に何も感じなくなり、手術開始。


赤ちゃんが取り出されるまでは、グイグイ引っ張られる感じと、気持ち悪さが若干。
赤ちゃんを押し出すために、自分もいきむ必要があり、力を入れて〜と言われる。
麻酔がかかっているので、これがどうも上手に出来ているかわからないんだけど、やるだけやってみると、徐々に赤ちゃんが出てくるから、それをひっぱりあげる。


12時10分 赤ちゃんの鳴き声が聞こえた時はほっとして、私も若干ほろっとした。


だけど、もうその直後から具合がどんどん悪くなる。


血圧が落ちてます(看護師さん)ひえ〜、ピッピッピってあの機械見てたけど、本当にだいぶ血圧下がってて、気を失いそうになる。
そして、お腹の中をいじられている感じがとてもとても気持ちが悪い。
そりゃそうだ、内蔵を掻き分けて、子宮を上に引っ張りだしているんだから。
もんどりうつとはあの状態か。でも、みんな赤ちゃんと、開いたお腹に夢中で、私の顔色みてくれてる人はおらず、ここにきて急に心細くなる。



そしてなんなんだよと頭にくる。



血圧が下がった理由は出血が1500mlを超えた為だったんだけど、本当に具合悪くて辛かった。すぐに点滴で鎮痛剤など投与。
これも、もう少し早くしてくれと思う。
やっと少し楽になる。その間赤ちゃんとの写真撮影なども。それどころじゃないんですけどと思いつつ。


切るより、縫う方がやはり時間はかかるもので、赤ちゃんが出てからの方がだいぶ時間がかかり、手術が完了したのは13時過ぎでした。
出血が多かったのも、手術が長引いた理由。



病室にもどってからがまた地獄。

お腹の痛みがびっくりする痛みで、のた打ち回る。実際には回れないんだけど…とにかく痛い。痛い痛いと訴えて、点滴での鎮痛剤投与を1回。
これが、入れてる時しかきかない。しかも、次は5時間後ですって。
5時間痛みを耐えるんですか!!!聞いてませんが、そんなの。
そして、その痛みに耐えながらも、14時には1回目の授乳を開始。ほぼ強引に赤ちゃんを抱かされ、おっぱいを吸わせる。


ここから、助産師さんの介添えのもと、約3時間おきに、授乳は繰り返し行われます。


主治医・執刀医が部屋にきてくれたんだけど、二人の痛み止めに対する考え方が違い、主治医はあまり頼らず、5時間待てと言う、執刀医は辛ければもうそろそろ追加しても良いと言う。

限界なんでお願いしますと、看護師に訴えて、数時間待たされた挙句に、なんとか夜中に点滴での鎮痛剤投与2回目。

それでも痛いのは痛いのよ。傷の痛みではなくて、子宮が収縮する痛みなんだよ。

自然分娩だと、陣痛の痛みがあったり、陣痛がくることで、子宮の収縮も始まるから、帝王切開での子宮収縮の痛みは自然分娩の人よりキツイらしい。

もうね、こんなに痛いなら、2度と帝王切開は嫌。手術の苦しさもプラスして、もう手術は2度としたくないわ。

兄弟は作ってあげられないかも・・・・こんな思いはもうしたくない。



でもこの痛みをなんとかしのぎ、翌日の昼には導尿を外して、起き上がる。この時にはなんとか自力で起き上がれる感じ。

子宮の痛みは、飲み薬の鎮痛剤を5時間おきに飲んでよしと、朝から投与。

この日から腰の痛みがでてくる。それからガスが溜まっていて、苦しくて横になれない。仕方なく、座った状態で過ごす。
過ごす=寝る・食べる・授乳のすべて。キツイのよほとんど寝られないよ。

ガス抜きの注射をしてくれないかと頼むも、却下。1日辛い思いで過ごす。その間に来た助産師の一人に憤慨。
もの凄く辛いのに、無理やり横にならされて、傷のチェックをされた。拷問かと思った。他の方は、真横にならずとも大丈夫と、身体を曲げたままチェックしてっくれたのに、彼女は真横になれと強要。
あの顔二度と忘れない。


そんなこんなで辛い思いをした数日でしたが、赤ちゃんの顔をみていれば、痛みも和らぐもので、術後の回復も、母乳もうまくいっていたため、通常の入院より1日早めて帰宅できました。

家で自分のペースでやった方が気持ちも楽です。

母乳がうまくいかなくて悩んでいるお母さん達も居る中で、特に問題もなさそうな私は恵まれていたかな。